ダイヤモンドヘッド頂上から撮影したホノルルの絶景

美しいダイヤモンドヘッドからの眺め

ダイヤモンドヘッドは火山の噴火によってハワイの大自然が作り出した歴史から、戦時中は要塞基地としての歴史と豊かな自然とは裏腹に悲しい過去の歴史も持つ観光スポットです。

ダイヤモンドヘッド州自然記念公園を訪れた際に、現地スタッフの方から説明を受けたダイヤモンドヘッドの歴史や観光時の注意事項などをまとめて後半でご紹介いたします。

まずはダイヤモンドヘッド頂上からとっても綺麗な写真を撮影しましたのでご紹介です。

美しいダイヤモンドヘッドからの眺め

美しいダイヤモンドヘッドからの眺め

美しいダイヤモンドヘッドからの眺め

美しいダイヤモンドヘッドからの眺め

美しいダイヤモンドヘッドからの眺め

美しいダイヤモンドヘッドからの眺め

美しいダイヤモンドヘッドからの眺め

目次

ダイヤモンドヘッドの歴史

どのようにしてダイヤモンドヘッドは形成されたか

際立って目立つ海側の山頂、深く浸食された山肌そして卵形の噴火口レアヒ(マグマの額とハワイ人が呼んだこの山の名称)の非常に活発な地質学的活動の歴史を示しています。オアフ島の形成は、約250万年から400万年前に起こった二つの火山の噴火によるものです。その後長期の浸食が続いた後に、火山のなごりとしてコオラウとワイアナエ山系が残りました。

その後約130万円にわたる火山活動の休止の後に、コオラウ山系の南東の端が噴火しましたが、海中で起こったためにマグマが水と水蒸気により灰と微粒子になりました。

空気中に吹き上げられた微粒子が結合して凝灰岩となり、レアヒ(ダイヤモンドヘッド)の火口丘を形成したのです。

ダイヤモンドヘッドは約30万年前に起こったただ一度の短期間の噴火によって形成されたと考えられています。広い受皿型の噴火口は350エーカー(1.4平方キロ)の広さにわたり、その横幅は深さより大きいのです。外輪山の南西部が最高頂となっています。その理由は噴火中に風によって灰がその方向に吹き付けられていたからです。噴火の後、火口の外壁は風雨や打ち寄せる波により浸食され風化しました。現在はサンゴ礁が噴火口の海に面した斜面を浸食から守っています。

現在ダイヤモンドヘッドは、ハワイで特に有名で最も写真撮影される名所になっています。凝灰岩により形成された火口丘として独特な浸食の型を示すすぐれた一例として1968年に国の自然史跡に指定されました。

自然環境

雨の少ない気候と険しい岩山の斜面、層の薄いダイヤモンドヘッドの土壌に育っているのは、潅木と草本類が大部分です。植物学者によると火口周辺は以前乾燥地帯特有の森林で覆われていたとのことですが、現在ではイリマなどわずかな種類のハワイ原産の植物が残存しているにすぎません。1900年代の初めごろまでは冬になると雨水が火口の底にたまって小さな湖を作り、ハワイ固有種のカモやクイナの種類であるオオバンやパンが繁殖に訪れていたということです。

今皆さまが火口付近で見かける動植物は1800年代以降ハワイに入ってきたものです。木の中で特に多いのはマメ科のメスキートの仲間であるキアベ(Kiawe)とコアハオレ(Koa haole)です。これらはもともと牛の飼料として持ち込まれた後、高温で乾燥しているハワイの気候によく適合したものです。

また外来奇種でよく見かける鳥類には赤と灰色の二種のカーディナル、鳩、すずめなどがいます。

ダイヤモンドヘッド初期の歴史

一説によると火の女神ペレの妹、ヒイアカがこの山頂がまぐろ(ahi)の額(lae)のような形をしているので”レアヒ(Leahi)”と名付けられたと言い伝えられています。別の説によるとレアヒの意味は火の岬、すなわち島の沿岸を航行するカヌーを助けるために山頂に灯された航海標識の日を指すものといわれています。山頂にある祭祀場は下から吹き上げる強風によってその火が消えないように保護を願って風神に捧げられたものと言われています1917年ダイヤモンドヘッド灯台が建てられました。

1700年代後期の西欧の探検家や商人達がこの山を訪れて噴火口壁面の岩石の中に光る方解石の結晶をみつけ、ダイヤモンドと見間違えたことから、ダイヤモンドヘッドと呼ばれるようになったのです。

軍事上の歴史

ダイヤモンドヘッド軍事上の歴史ココヘッドからワイアナエまでの全景を一望できるダイヤモンドヘッドの山頂はオアフ島の沿岸防衛には理想的な場所です。

1904年にダイヤモンドヘッドは連邦政府に買い上げられ軍用地に指定されました。1908年には大砲の砲台とルーガー砦から火口北壁をつらぬいて火口内に通じるトンネル(カパフルトンネル)の建設によりダイヤモンドヘッドの要塞化が始まりました。

全部で五箇所の沿岸防衛用の大砲を設置する砲台がダイヤモンドヘッド噴火口に建設されました。それらは1910年北側の外壁に設けられたハーロー(Harlow)砲台、1913年に火口の東側の壁をつらぬいて造られたドッジ(Dodge)砲台とヒューリングス(Hulings)砲台、1916年、火口内の地下深くに造られたバークハイム(Birkhim-er)砲台、1943年に火口南壁をつらぬいてつくられた407砲台です。

ダイヤモンドヘッド砲撃統制所は1908年から1910年にわたり山頂に建設され、そこには数箇所にある砲台から大砲射撃を指揮するための器械や計画室を内蔵しています。この要塞は、当時の工学技術の驚異でした。

ダイヤモンドヘッド軍事上の歴史この観察所から監視人が射撃目標を三角測量で計測して、ワイキキにあるデルーシー砦のランドルフ及びダドレー砲台、火口外壁にあるルーガー砦のハーロー砲台からの砲撃を指揮できるのです。四階層からなる攻撃統制所はその外部を砕石を埋め込んだコンクリートでカモフラージュされています。各階にある細長い窓からは海側が望めて海と空からの敵襲にそなえることができるようになっています。砲撃統制所の四階各層と山頂の間はらせん階段と梯子で連結されています。

1915年頃、長距離砲が火口外壁斜面に設置されたことにより沿岸防衛が更に強化されました。ダイヤモンドヘッドにはオアフ島を外部からの攻撃から守るための準備がされましたが、戦時中一度もここから砲撃をすることはありませんでした。

ダイヤモンドヘッドの軍事施設は”ルーガー砦歴史区”の一部です。

ダイヤモンドヘッドの観光

山頂への道

ダイヤモンドへの山頂への道は、最初1908年に一連の米国陸軍沿岸防衛設備の一部として建設されたものです。火口の北にあるルーガー要塞からカパフル・トンネルを通って火口内に入り、火口を横切って険しい火口西側の内壁を一歩一歩登って山頂に達するものです。この曲折の多い山道は当初ロバと人足のために計画されたものです。

山頂の砲撃統制所建設のための資材をロバがこの道を通って運びあげました。その他の建設資材は、火口底面からウインチとケーブルで山頂の中間地点まで引き上げられました。1940年代にカハラトンネルが建設されて火口への公共の入口となって以来、それまでとは別ルートで山道に達しています。

ハイキング

ダイヤモンドヘッドのハイキング山道入口より山頂までの距離は片道0.8マイル(1.3キロ)で火口底面から山頂までの高さは560フィート(171メートル)あります。山頂は平坦ではない急な岩山をたどりますので十分な注意と適切な靴が必要です。

山道の一部には急勾配の階段がありますが、急がず十分時間をかけて登ってください。山道の他の部分では、長く狭いトンネルを通ります。1時間半から2時間をかけてゆっくり快適なハイキングを楽しんで下さい。

トンネルを抜けたら右に曲がり、99段の階段を登り砲撃統制所から頂上に上ります。渋滞を避けるには、環状の火口縁の道を下ってトンネルに戻ります。

安全なハイクをするために

ダイヤモンドヘッド付近の気温は常に高いので、帽子、日焼け止め、十分な水分の確保をお勧めします。

  • トンネルの門は午後6時に閉門し、午前6時に開門します。閉じ込められないようにご注意ください。
  • ハイキングの最終開始時刻は午後4時30分です。
  • 持ってきた物は全てお持ち帰りください。ゴミを捨てないで下さい。
  • 歴史的建造物を傷つけないようにしてください。
  • 閉鎖または立入禁止の場所には入らないで下さい。
  • 緊急事態の際には911救急に電話をして下さい。

レアヒは壊れやすい自然資産です。道を外れた近道をしないで決まった道を歩くことによって植物を守り、山肌の浸食を防ぐことができます。

山道沿いの注目地点

ダイヤモンドヘッド山道沿いの注目地点

  1. 噴火口の底面にある駐車場から山道への入り口は標高200フィート(61メートル)の位置にあります。
  2. コンクリートで舗装された部分の歩道は最近になってこれまでの山道の浸食を防止するために設けられたものです。ピストル射撃場跡の土手が山道の下部に沿ってみられます。
  3. このあたりの山道は1908年に造られたままのもので、噴火口内壁の急な斜面を登るため曲折の多い道になっています。
  4. 現在展望台となっているコンクリート台座は、以前この上に設置したウインチとケーブルで資材を火口の底面から山道の中間地点まで引き上げるのに造られたものです。
  5. 74段の急勾配のコンクリートの階段を登りつめると最初のトンネルに入ります。
  6. 225フィート(約70メートル)もある狭いトンネルを通ります。
  7. 第二階段は99段あります。階段の情報にわらされた横木はカモフラージュを支えるためのもものです。
  8. この階段の頂上はワイキキにあるデルーシー要塞の観察器材が設置されていた攻撃統制所の最下層の階への入り口になっています。
  9. このらせん階段は四階建ての砲撃統制所の各階に連結しています。三階に行くとそこに設置されていた観察機械を固定した受台が今も残っています。
  10. 昔は鉄よろい戸でふさがれていた細い小窓から火口の外側に出ます。この建物の海に面した外側が岩石やコンクリートでカモフラージュされているのをごらん下さい。
  11. 昔からの頂上への梯子段が1970年代にハイカー達の安全のために金属製階段に取り替えられました。
  12. 噴火口外輪山の山頂と砲撃統制所の最も高いところは標高761フィート(232メートル)にあります。
  13. 山頂から下山するには、火口縁の山道を下り82段の金属製階段を下りて、下段の山道に合流します。この山道はトンネルまで戻ります。
  14. 火口の周禄にある掩蔽壕は1915年に設置されました。閉鎖区域は、緊急時用のヘリコプター着陸地です。
  15. 展望台からは、ココヘッドまでのオアフ島南西部海岸線の壮大な景色と、隣接するモロカイ島、ラナイ島、マウイ島を眺望できます。
  16. 休憩所では、トンネルに戻る前に火口の景色を眺めることができます。

ダイヤモンドヘッド(Diamond Head State Monument)の観光スポット情報

観光のジャンル ハイキング、自然、公園、屋外アクティビティ、名所
観光スポット名 Diamond Head State Monument
電話 +1 808-587-0300
住所 18th Ave., Waikiki, 96815
ホームページ ダイヤモンドヘッドのホームページ

ダイヤモンドヘッド周辺のアクセスマップ

Googleマップで住所が未記載の場合や、米軍施設でストリートビューが参照できないエリアなどは周辺エリアの情報を表示させている場合があります。

ダイヤモンドヘッドに関連した口コミのまとめ

トリップアドバイザー、インスタグラム、Yelpや、自身の体験談(一部の店舗や施設)にもとづき、特徴のみを箇条書きで簡潔に分かりやすくまとめて記載しています。参考情報としてご参照ください。


最終更新日: 2018年4月24日

  • ご年配の方も見かける。途中であきらめる方もいらっしゃる。
  • 日の出ツアー後の方が空いていて自分のペースで登れる。
  • 以外と山頂までの距離が長い。
  • ビーチサンダルよりもスニーカーの方がおすすめ。
  • 眺望がすばらしくハワイを一望できる。

ダイヤモンドヘッドに関連したインスタグラム

ハワイを訪れた世界各国の人々から投稿される魅力的なインスタグラムの写真や動画をピックアップしてご紹介しています。Instagramの選定は、位置情報タグを元に目視で一つ一つ選定を行いInstagramの貼り付け機能を利用してご紹介しています(位置情報タグが無い施設の場合は、ハッシュタグや企業アカウントを基準に選定しています)。

Hiked this bad boy today for this amazing view ??

Claire Sandersさん(@clairecouture)が投稿した写真 –