ワイキキ水族館にいる1匹300万円のペパーミントエンゼル
ワイキキ水族館といえば、ハワイ固有種の生体を見学できる事で有名な水族館。おそらく多くの人が、絶滅危惧種のハワイアンモンクシールやホヌといった生体に惹かれて足を運ぶ人が多いと思うのですが、ワイキキ水族館には他にもあまり日本人には知られていない貴重な固有種が展示されています。
その中でも特に世界的にも有名な生体がペパーミントエンゼルです。
一匹300万円もする海水魚で、赤い体に白いストライプが特徴的です。高額な理由は、水深55~120メートルの海域に生息しているため、採取するためには命がけになるためです。
現地の漁師さんの中には、命をかけてまでペパーミントエンゼルを採取する人や、実際に命を落としてしまった人もいると聞いたことがあります。
目次
ペパーミントエンゼルについて
ペパーミントについての解説です。実は私は海水マニアでもあり、ペパーミントエンゼルや他の海水魚や珊瑚についてアクアリウムゾーンというブログで10年ぐらい前から発信しています。最近はあまり発信していないですけれど。。
ペパーミントエンゼルについての解説
ペパーミントエンゼルフィッシュは、クック諸島のラロトンガ島の水深55~120メートルの岩棚や洞窟にペアもしくは小さなコロニーを形成して生息していることが記録されている。本種が生息する現地では、深場で採取を行うダイバーが存在しないため、現地からの流通は完全にストップしている状況である。自然界で何を食べながら生きているかについての記録は不明となっている。性格は非常におとなしく、混泳には不向きである。赤みの強いオレンジカラーのボディに白いラインが入る他には類を見ない大変美しい小型ヤッコである。
出典:アクアリウムゾーン
飼育難易度、飼育条件等
飼育難易度はシマヤッコと同程度といわれている。とにかく安定して落ち着いた水槽で本種だけを単独飼育することがベストである。人工餌に餌付かせるために大量に餌を与えるのでは無く、水槽環境に慣らしていきながら冷凍餌、フレーク状の人工餌へと少しずつ餌付けを行いながら反応を観察していきたい。安定してフレーク状の人工餌に餌付いてしまえば長期間の維持もできる海水魚とされている。深場に生息するヤッコであることから水温は常時低めに設定するのが無難である。
出典:アクアリウムゾーン
ペパーミントエンゼルフィッシュの写真
日本国内にもペパーミントエンゼルは何度から入荷した事があるのですが、数えるほどしか入荷した事はありません。
以下は、通販サイトのプログラムを提供しているスプラッシュさんに以前ペパーミントエンゼルが入荷した時に撮影された写真です。
ペパーミントエンゼルフィッシュの映像
こちらはワイキキ水族館にいるペパーミントエンゼルの映像です。
ハワイ固有種の海水魚
ハワイにはペパーミントエンゼルの他にも固有種がいます。私が以前飼育していたハワイ固有種の海水魚はブラックバンドエンゼルです。こちらはペパーミントエンゼルほどの値段はしませんが、私が購入した時は1匹20万円でした。最近は価格が安くなってきていて、一匹6万円台ほどで購入する事もできますが、貴重な海水魚にかわりはありません。
ブラックバンドエンゼルの映像
こちらは私の自宅の水槽で撮影したブラックバンドの映像です。ブラックバンドエンゼルというハワイ固有の海水魚は、実際に飼育してみると分かるのですが、犬まではいきませんが、なんとなく感情がある魚で、とても人になつきやすいのが特徴的です。
他にもハワイの固有種だと、マスクドエンゼルフィッシュという海水魚も有名ですが、500万円でも購入する!っという人が現れない限り、日本に輸入されてくることはまず無いと思います。
10年ぐらい前に、実際に生きている姿を一度だけ肉眼で確認したことがあります。